Ahroun・Ahroun

アーロウン・アーロウン
ここは定期更新ゲームの関連サイトです。
現在の内容は【False Island】【精霊伝説】等。
何か思いついたものを適当に描いたり載せたりします。厨設定とか多いので駄目っぽい人はスルー推奨。
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# 【精霊日誌】第二十九日

 『オッフェンレンツ紛争』第三幕

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                    精霊の聲
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

血が水に溶け出すように、意識と痛みが遠のいていく。
このまま意識を委ねてしまったら随分と楽だろう。男はそう思った。
傍らに倒れる女に目をやる。
成程こいつは強かった…精霊協会に属すものだけある、と。
少なくともホンの数刻前まで歳若い女とその戦力を侮っていた事を、恥じる。

息をついた。
酷く眠い。
だが立ち上がらなければならない。
侵攻側からすればぬるま湯のようとはいえ、戦場で無防備に寝こけていれば命を落とす。



「ッだらァあああああああああああああああああああああああ!!!」

バシッと音が響くほど強く自分の頬を張り飛ばした。
痛みが薄い。だいぶ薬が回っているのだろう。
あまりやり過ぎると自分で自分を壊しかねんなと妙な笑いが浮かんだ。
地面に転がっていた折れた木の破片を足に刺し、破片ごと布できつく縛る。
じわじわと血が滲むこの傷が暫く意識を持たせてくれるだろう。

ぽつり、と天から雫が落ちた。雨だ。
見上げると鉛色の空から鉛色の雨が落ちてきていた。
灰色の水。拾い上げた長柄の剣の表面が波打ち、ザワザワと落ち着きの無い様子を見せる。
雨の匂いが何処と無く金属臭い。
クソ餓鬼の頃死体漁りをした戦場のそれとよく似ている、と思った。

眩暈。ともすればぼやけてくる視界にぽつぽつと火の色が浮かぶ。
雨の中でも消えない火が踊るように増え、近づく。
足にまとわり付く。熱さは無い。これは妖精だからだ。

「ちょうどイイわ。領外まで案内しやがれ。」

低く、唸るように呟くと、ニヤリとそれが笑った気がした。
足を動かし、一歩進み掛けて、とまる。
振り返ると視線の先にバラーが倒れている。
周りを囲むように戦場のシーが群れている。
その群れを割るように、足を進めた。
シーの一匹が此方を見上げる。

「置いていくのか」

「置いていくなら、糧にしよう」

「この地の糧にしよう」


バラーの腕を乱暴に引き上げ、その身体を肩に担ぐ。

「連れていくのか」

「ならば私はキワコのもとにかえろう」


最後の言葉は聞き取れなかった。
それより先に、前に進み出していたから。
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